「スクラム開発しようぜ」みたいなのが何となくあまり好きじゃなくて…スクラムの概念は好きなんだけどイベントを教条的にやるのが嫌い。というか、あのわかりづらいイベント名が嫌いなのかもしれない。
とりあえずチーム開発において以下を重視したいと思っている。
デイリーMTG
日々の進捗や困りごとを雑に共有していきたい。自然発生的な雑談をしても良い。デイリーMTGはコミュニケーションの基盤。開発TIPSとか便利ツールとか気になった記事とか共有しても良い。 今、誰が何をやっているのか、なにかバッティングしそうなタスクはないか、フォローできることがないか、そういった個人がやっているタスクをチームのタスクにする意味合いもあるかもしれない。
「スクラム」では「デイリースクラム」って呼ぶらしい。
タスクの棚卸し・進捗確認
差し込みタスクや改善系タスクなど諸々棚卸しして、適切にタスクを割り振っていきたい。棚卸しする過程でチームメンバーは プロダクトの動き
みたいなのを知ることができる。
だいたいこのタスクやっていこう、これくらいのスケジュールでちゃんとやっていきましょう、みたいなのが全体的に認識を揃えることが大事。納期を守ることも大事だが、納期があることを意識するのが大事。そうすると、差し込みが発生したときに別のタスクが送れるよね、みたいなのが可視化できて説明しやすい。
「スクラム」では「スプリントプランニング」って言うらしい。
振り返り
めっちゃ大事。個人やチームの成長に影響を与える。
1〜2週間ごとの全体的な振り返り(よかったこと、これからこうしたい、とか)をしていく。これ以上頻度が低いと思い出しづらいし、頻度が高いとネタがなくなりがち。振り返り手法はなんでも良い。振り返り自体を楽しむことが大事。振り返り自体も大事なコミュニケーション手段。
定期的な振り返り以外にもポストモーテムといった障害発生時の振り返りも行う。プロジェクトなどの大きめなタスクもステークホルダーを巻き込んでちゃんと振り返る。エンジニア以外も巻き込むことで新しい視点が手に入る。振り返りをしたらネクストアクションやその期日を設定できるとベターだが、慣れていなければ振り返るだけでもOKだと思っている。
「スクラム」では「レトロスペクティブ」って言うらしい。わかりにくい…。
結局スクラムと同じことやってるじゃん
はい。そうなんだけど専門用語なくて素人でもわかりやすくない…?
変に「スクラム勉強します!」ってならなそうじゃない?w
何がチームに不足しているのか、それを取り入れるだけで良いじゃない。
っていうのと、これくらいのチーム開発におけるイベントは、だいたいどのチームもやっていると思うんですよね。スクラム云々じゃなくて。
ところでスプリントレビューは?
成果物のレビューはステークホルダーと開発者間で当たり前のように実施されるべきなので省きました。普通にステークホルダーのレビューなしでリリースしませんよね…?
で、開発に携わっていない開発者も含めたチーム全体のスプリントレビューでいうと、やった方が良いけど工数の問題やどこまでリソース割く?みたいな話もあるのでデイリーMTGやタスクの棚卸しMTGでちょろっと会話できそうであればそこで軽く共有するとかでも良いのでは?と思っている。
やるとしても「スプリントレビュー」という名前ではなく「成果物のレビューとフィードバックの会」という名前にすると思う。