2025-06-19

物事がうまく進まないパターン

抽象的なプロジェクトでうまく物事が進まないなぁというのはよくある。

進まない、あるいはプロジェクトが頓挫してしまうよくある理由を雑にまとめてみた。

締切がない

締切があれば何かしらのアウトプットは生みやすい。アウトプットがあればフィードバックを受けて次のステップに進むことができる。

逆に締め切りがないとずっと議論をして物事が進まない。 トップダウン的に締め切りを切ってもらうのが一番楽だが、ボトム的にマイルストーンを定義して進めていくことも大事。

シンプルにして最重要かも。

議論が空中戦になりがち

議論が空中戦になって、今議論すべき課題、次に決めるべき課題があやふやになったりすると危ない。 システムで言うと、プロトタイプ的な動くものが無いと議論が空中戦になりがちで、ドメインを熟知している人同士がずっと話しがち。 また、実際に動くものを見て共通認識を作れるだけではなく、見て初めて分かることもある。

理想を追いすぎてしまう

これは「締切がない」に関連していて、「締切がない」と理想を追いすぎてしまい要件や考えるべきこと、議論すべきことが増えてしまう。 理想を追う議論はとても大事だが、追いすぎて時間を使ってしまうのも危険だと思う。 抽象的なプロジェクトこそ現実的で具象的なタスクやシステムに落とし込んでトライ&エラーで漸進的に進めるのが良い。 まずは20点くらいのプロトタイプを作って、議論してフィードバックを受けてそれを60点にしてリリースするイメージ。

アサインが中途半端

そのプロジェクトが主務ではない場合、手を動かしたりじっくり考える時間無いと物事が進まない。

ステークホルダーが多い

MTGの参加人数が10人前後になると「議論が空中戦になりがち」「理想を追いすぎてしまう」などが発生する。

決める権限が無い

決める権限=決定し、遂行し、リスクを背負うメンバーがいないのも危ない。 これも「締切がある」と、決定せざるを得ないし、それまでに情報をある程度集めないといけないので物事が進む。