目の前の仕事に向き合うことで成長する、というのはよく言われていることだし、自分もそうだなと思っている。 ただ、この「目の前の仕事に向き合う」というのは結構解釈が変わってくると言うか、向き合っているのに成長する人と成長しない人が分かれるような気がする。つまり、「目の前の仕事に向き合って成長する」のもスキルが必要ということ。
ということで、目の前の仕事に向き合って成長するには具体的にどういうアクションが必要なのか、というのを雑に書いてみる。
課題の本質を深堀りする
これは技術でも非技術でも大事。
技術においては例えば不具合が発生したときに、アプリケーションコードだけではなくライブラリのコードを読んだり、デバッグしたり、デバッグできるような仕組みを整えたりするスキルである。不具合の真因を理解することで次に同じような事象が発生したときも対応しやすく、原理を理解しているので応用が効きやすい。コードを書くときにも仕組みを理解しておくと罠にハマりづらい。
非技術においては、本質的な課題やドメインを理解することで、より価値のあるプロダクト開発ができるようになり、結果として成長につながる。ステークホルダーとのコミュニケーションもソフトスキルの成長機会になるかもしれない。
課題解決方法を模索できる
「コードを書く以外の解決方法がないのか」「ライブラリを利用できないか」「フレームワークの機能はないのか」「自前で実装するとしてもどう書けば効率的なのか」「他の言語やフレームワークではどうやって解決しているのか」「他のチームや会社ではどうやっているのか」など課題の解決方法に関しても模索・深堀りできると成長できる。技術的な引き出しの広さと深さを高めていくプロセス。
振り返りをする
良かったこと・悪かったことを自分なりに振り返って次のアクションに繋げるというのは大事。
例えば何も振り返りせず淡々と目の前の仕事を こなす だけでは、仕事の質は上げづらい。同じような仕事をこなすスピードは上がるし、ステークホルダーとのコミュニケーションもこなれてくるので信頼されてお互い気持ちよく仕事できてしまうのだが、本質的な課題を解決できてなかったり、ジリ貧な状態になりやすい。
仕事のちゃんと成果を振り返ると、質とスピードを上げつつ、それをスケールさせる方法を模索・試行することができる。前回とは違う方法で仕事にアプローチすることで、それが結果的に成長につながる。