AWS LambdaのCustom Runtimeで動かしてみました。

今回は自作言語のLANDをLambdaで動かしてみました。

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2019-01-03

自作言語をAWS LambdaのCustom Runtimeで動かしてみた

自作言語をAWS LambdaのCustom Runtimeで動かしてみました。

今回は自作言語のLANDをLambdaで動かしてみました。

LANDはシングルバイナリで動き、以下のインターフェースで処理を実行します。

$ land run -f ファイル名 -a "クラス名#メソッド名"

概要

bootstrapと自作言語の環境を作成

まずはbootstrapを作成します。名前の通りここがLambdaランタイムの起点となるようです。

#!/bin/sh

set -euo pipefail

# Initialization - load function handler

CLASS=$(echo $_HANDLER | cut -d. -f1)
ACTION=$(echo $_HANDLER | cut -d. -f2)
CLASS_FILE_NAME="${LAMBDA_TASK_ROOT}/${CLASS}.cls"
LAND_BIN="$(cd $(dirname $0); pwd)/land"

# Processing
while true
do
  HEADERS="$(mktemp)"
  # Get an event
  EVENT_DATA=$(curl -sS -LD "$HEADERS" -X GET "http://${AWS_LAMBDA_RUNTIME_API}/2018-06-01/runtime/invocation/next")
  REQUEST_ID=$(grep -Fi Lambda-Runtime-Aws-Request-Id "$HEADERS" | tr -d '[:space:]' | cut -d: -f2)

  # Execute the handler function from the script
  RESPONSE=$($LAND_BIN run -f ${CLASS_FILE_NAME} -a "${CLASS}#${ACTION}" "$EVENT_DATA")

  # Send the response
  curl -X POST "http://${AWS_LAMBDA_RUNTIME_API}/2018-06-01/runtime/invocation/$REQUEST_ID/response"  -d "$RESPONSE"
done

チュートリアルのbootstrapのほぼ丸パクリですが、21行目の $LAND_BIN run …のところが、自作言語を実行している部分になります。引数は$LAMBDA_TASK_ROOT$_HANDLERから生成しています。$_HANDLERは作成した関数のhandlerが入ります。

今回はbootstrapをbashで書いてますが、ランタイム内で使える別の言語(自作言語とか)で書いてもOKです。

 

続いて、自作言語のビルドをしていきます。

Dockerを使ってamazonlinuxのコンテナ内で自作言語をビルドしてローカルにビルドしたバイナリを置きます。Dockerfileの場合はFROMのイメージをこんな感じで書けばOK

FROM amazonlinux:2017.03.1.20170812

# ビルド処理...

ただ、Lambdaの実行環境で動けば良いので、必ずしもDockerfileでビルドする必要はないです。 実行環境はこちらに書いてあります↓

Lambda 実行環境と利用できるライブラリ - AWS Lambda

golangでビルドする場合はLinux + amd64でビルドしたものがそのまま動きました。

実行環境のzipファイルからLayerを作成

bootstrapと自作言語のバイナリなどをzip化してLayerを作成します

$ zip runtime.zip bootstrap land

Layerはaws-cliだとこんな感じで作れます。レスポンスが返ってくるのでLayerArnをメモります。

$ aws lambda publish-layer-version \
    --layer-name land-runtime \
    --zip-file fileb://runtime.zip

Layerを使うLambda Functionを作成

あとはLayerを使ってLambda Functionを作るだけ。

$ aws lambda create-function \
    --function-name {関数名} \
    --zip-file fileb://{ソースファイルのzip} \
    --handler land-sample \
    --runtime provided \
    --role {Lambdaの実行ロール} \
    --layers {作ったLayerのArn}

参考

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