2025-06-18

対内的アウトプットの重要性

エンジニアはアウトプットが大事とよく言われる。

この文脈ではXやブログ記事の投稿、登壇など対外的なアウトプットを指すことが多い。

しかしながら業務においては以下のような対内的なアウトプットの方が必須スキルだと思っている。

  1. 自分のやっていることの発信
  2. 自分の考え・感情の表明
  3. 技術・ビジネスドメインの言語化

1 に関してはフルリモート環境において、自分の周りの人が何をやっているかわからない、という状況がよくある。 この状況を改善するには一人ひとりが自分のやっていることを発信していくことだと思っている。 timesチャンネル はその方法の1つだと思うし、デイリーMTGがあれば、やっていることの発信が強制されるのでチーム内で何をやっているのかを把握できる。

2 の自分の考え・感情を表明していくのも大事だ。現在の状況や出来事に対してどのように課題に感じているのか、どう解決しようとしているのか、何に困っているのか、といったことを知ることで、解決に向けてフォローしたりされたり、あるいは共感を得ることで少し気が楽になるかもしれない。 デイリーMTGにおける「困りごと」「相談事項」の共有や上長とのMTGではこのアウトプットに該当する。 振り返りも考え方を共有する貴重な機会だ。

3 の言語化=ドキュメンテーションは、自分の中でものごとを整理できるだけでなく、組織や未来の自分にとって重要な資産となる。 READMEやwiki、ADR以外にもMTGの議事録を書くことも該当する。

こうして考えると 透明性 と言われるものは、 各人のアウトプット の努力やそれを推進・強制する仕組み(デイリーMTG、振り返り、1on1など)が重要なのかもしれない。もし、デイリーMTGや振り返りや1on1が無かったり頻度が十分ではない場合は、透明性が失われチーム感が無くなり当事者意識も無くなってしまうかもしれない。当たり前のようにある仕組みは意外と大事なんだなぁと改めて思ったりしたのであった。